複利を利用するとリスクを抑えて儲けることができる

投資といえば、一発逆転の大儲けを夢見るかもしれませんが、一発逆転の大儲けは、「ハイリスクハイリターン」です。たとえるなら、100万円かけて、0円か200万円かの賭けをして、勝てば、再び、0円か400万円かの賭けを繰り返すようなものです。
でも、虎の子の貯金を失いたくないですよね。
では、リスクを抑えて、儲けるには、どうすればいいのでしょうか。
その方法の一つに、「複利を利用した投資方法」があります。
どういうことでしょうか。

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利子は低ければ低いほどリスクは低くなる

銀行に預けて、お金が返ってこないリスクは低いですよね。一方、投機的なリスクが高い金融商品に投資すれば、お金を失うリスクがあります。

しかし、2011年時点では、定期預金しても、0.1%くらいの年利と、ほとんど儲けられません。一方、投機的なリスクが高い金融商品だと、年利20%もあり得ます。

つまり、一般的に、リスクが低くなるほど、得られるお金(利子)も低くなり、逆に、リスクが高くなるほど、得られるお金(利子)も高くなります。

というわけで、リスクを抑えようと思えば、利子が低い投資をすればいいというわけです。

低金利に複利を組み合わせる

複利とは、元本と利子を合わせた金額に対して利子がつく計算法です。
ちょっとわかりにくいと思うので、具体的な数字を見てみましょう。

<例>
1年で5パーセントの利子
・1年目:105万円
・2年目:105万円に対して、5パーセントの利子がかかるので、「約5万円」で、合計110万円。
・3年目:110万円に対して、5パーセントの利子がかかるので、「約5万7千円」で、合計115万7千円

つまり、複利とは、利子がついたお金をそのまま投資していくわけですね。
この複利、どのくらい威力があるのかというと、仮に、年利が5パーセントを、15年続けると、元金が、なんと2倍になります。

というわけで、年利5パーセント程度の金融商品でも、15年間運用すれば、元金が2倍になるのです。

お金持ちは、なぜ、お金持ちのなのか?

これで、お金持ちが、なぜ、お金持ちなのかわかりましたよね。
お金持ちは、1億円などの大金を、低金利で、複利で運用するから、お金持ちなのです。

ピンと来ないなら、先ほどの例で考えてみるといいですよ。
年利5パーセント程度でも、15年間運用すると、元金が2倍になります。
1億円を運用すれば、2億円になるというわけです。
15年で1億円の儲け、つまり、利子だけで、年収667万円になります。

というわけで、秘訣は、「できるだけ大きな資金を用意して」「年利を低く」「複利」で運用することです。

FXは、一発逆転の賭けもできますが、このように年利5パーセント程度の運用にするのもいいと思います。

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