売買をしよう!9〜OCO(オー・シー・オー)とは?

OCO(オー・シー・オー)とは、「もしA(為替レート)になったら……という取引をして、もしB(為替レート)になったら……という取引をしてください!」という注文のことです。一方の注文が成立すれば、もう一方の注文は取り消されます。

たとえば、105円/ドルで、ドル買いしていた場合に、「もし110円/ドルになったらドルを売って、もし115円/ドルになったらドルを売ってください」という注文を出す時に使うことができます。ちなみに、この注文の意味ですが、105円/ドルで「ドル大根」を購入していたわけなので、115円/ドルになれば得しますし、110円/ドルになれば損します。なので、「もし110円/ドルになったらドルを売って」という方の注文は「利食い(利益を確定すること)」の注文であり、もう一方の「もし115円/ドルになったらドルを売ってください」という方は、「損切り(損失の拡大を防ぐために損を確定すること)」の注文になります。

このように、OCO(オー・シー・オー)は、利食いと、損切りの注文を同時に出すときに便利です。

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OCO(オー・シー・オー)と、IFD(イフ・ダン)の違い

ここで、1つ疑問がわくと思います。
それは「OCO(オー・シー・オー)」と「IFD(イフ・ダン)」との違いです。

OCO(オー・シー・オー)
「もしA(為替レート)になったら……という取引をして、もしB(為替レート)になったら……という取引をしてください!」

IFD(イフ・ダン)
「もし、A(為替レート)になったら……という取引をして、その注文が成立したら、今度はB(為替レート)で……という取引をしてください!」

こうやって並べれば、その違いがわかりますよね。「その注文が成立したら、今度は」の部分が違います(OCOにはなくて、IFDにはある)。

この違いが、どのような影響を及ぼすのかを説明するとややこしいので、以下の「利用例」を覚えましょう。

OCOの利用例:利食いと、損切りを同時に注文する場合に使う
(例)105円/ドルでドル買いしていたとき、「もし115円/ドルになったらドルを売って(利食い)、もし100円/ドルになったらドルを売ってください(損切り)」

IFDの利用例:安値で買って、高値で売る(または、高値で売って、安値で買う)ときに使う
(例)現在、105円/ドルで、「もし100円/ドルになったらドルを買って、その注文が成立したら、今度は、115円/ドルになったらドルを売ってください」

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