売買をしよう!8〜IFD(イフ・ダン)とは?
IFO(イフ・ダン)とは、「もし、A(為替レート)になったら・・・という取引をして、その注文が成立したら、今度はB(為替レート)で・・・という取引をしてください!」という注文方法のことです。たとえば、「もし、100円/ドルになったらドルを買って、その注文が成立したら、今度は110円/ドルでドルを売ってください!」というような感じです。
このIFO(イフ・ダン)という注文方法、どのような局面で利用できるのでしょうか。
スポンサード リンク
IFO(イフ・ダン)の注文方法が使える局面
IFO(イフ・ダン)の注文方法が使えるのは、たとえば以下の2つの局面です。
1.安値で買って、高値で売る場合
たとえば、ドル大根が安値になっているとき(ドル安円高)、ドル大根を買って、その取引が成立したら、今後は、ドル大根が高値になっているとき(ドル高円安)、ドル大根を売ろうという局面です。具体的に例を挙げると、「100円/ドル(ドル安円高)でドルを買って、その取引が成立したら、今後は、110円/ドル(ドル高円安)でドルを売る」という感じです。
2.高値で売って、安値で買い戻す場合
1と逆になります。なので、具体的に例を挙げると、「110円/ドル(ドル高円安)でドルを売って、その取引が成立したら、今後は、100円/ドル(ドル安円高)でドルを買う」という感じになります。
――ここで、1つ疑問に思うことがあると思います。
たとえば、現状の為替レートが105円/ドルのときに、「もし、100円/ドルになったらドルを購入して、その注文が成立したら、今度は110円/ドルでドルを売ってください!」と注文を出していたとします。しかし、105円/ドルから下落せずに、110円/ドルになってしまった場合、「今度は110円/ドルでドルを売ってください!」という注文が成立するのかどうかという点です。
結論から書くと、「成立しません」。あくまで、1つ目の「もし、100円/ドルになったらドルを購入して」の部分が成立しないと2つ目の「今度は110円/ドルでドルを売ってください!」は、成立しないようになっています。